~11月 アラダスちゃん、海の幸・山の幸をみんなへふるまう~
クマからもらった、たくさんのお土産を抱え街へ戻ってきたアラダスちゃん。
しばらく工房をお休みしていたこともあり、
商品が並んだテーブルは埃を被っています。
ちいさな肩から荷物をそっと降ろしながら、これまでの出来事に想いを馳せます。
アラダスちゃんのこころは、大きな興奮につつまれていました。
アラダスちゃんの生み出す商品は街から出るゴミを減らし、
樹々の再生を促したことで綺麗な水と養分を育み、
やがて海から山へ巡る豊かな生態系の循環がうまれました。
ものづくりに打ち込み始めた頃には想像もできなかった、出会いと冒険の数々。
みんなの笑顔を思い出すと、なぜか満たされた気持ちになります。
「みんなにお礼がしたいなぁ」
山から戻る際に思いついた秋祭りの構想を練りはじめます。
疲れているはずなのに、アイデアが次々と湧いてきます。
アラダスちゃんはワクワクした気持ちで準備に取り掛かります。
街中に貼るポスターを描き、
食材の下準備や盛り付けるお皿をつくり始めます。
コンコン。
しばらくするとドアをたたく音が。
ドアを開けると、うさぎとカメ、クマたちがいました。
どうやら祭りの噂を聞きつけ、駆けつけてくれたようです。
「僕たちにも手伝わせて!」
仲間たちの協力のおかげで、秋祭りは大盛況となりました。
全員がお腹いっぱい、めずらしい海の幸・山の幸を楽しむことができました。
そしてアラダスちゃんはこれまでに経験したことを、みんなに話しました。
街の外に出たことのないみんなは熱心に耳を傾けています。
「おぉ~!」と大声で驚くものや、
「それからどうなったの?」と急かすもの。
みんなつづきが気になって仕方がないようです。
夜が更けるまで話は続きました。
この日以来、みんなは徐々にアラダシティの外へ出て、
海や山に住むものたちと交流をするようになりました。
海の幸・山の幸を取り入れたお店を開くものも出てきて、
街はどんどん賑わい、豊かになっていくのでした。
(12月のカレンダーブログもお楽しみに)
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