〜5月 アラダスちゃん、森の大きな木でテーブルをつくる〜
「やってみないと、わからないことがある」 4月、新しい課題に気づいたアラダスちゃん。
作品を並べるテーブルをつくるため、うさぎのいる森に向かいます。
工房でつくった木製の鯉のぼりと、
道中みつけたお団子屋さんの柏餅をお土産にしました。
「うさぎ、元気にしているかなぁ」
大きな木を見つけたらどんなテーブルをつくろうか、
こんな形、あんな色にしたらどうだろう・・・
いろいろなアイデアを浮かべながら、てくてくと歩いているうちに森に到着しました。
森の入り口近くでは、ちょうどうさぎがお散歩中でした。
ぽかぽかした陽射しがとても気持ちよさそうです。
アラダスちゃんはうさぎにかけ寄りました。
うさぎもアラダスちゃんを見つけ、うれしそうです。
「久しぶりだね、今日はどうしたんだい?」
「実は・・・」
アラダスちゃんはテーブルをつくりたいこと、
そのために大きな木を探しにきたことをうさぎに相談しました。
「それなら以前ぼくたちが木を集めた場所に行こう。
きっとぴったりな木が見つかるはずだよ」
うさぎの言葉を聞いてアラダスちゃんは不思議そうな表情です。
確かに木はたくさん生えていたけれど、
テーブルをつくれるほどの大きな木なんてあったかな・・・?
アラダスちゃんは自信たっぷりなうさぎの案内で森の奥に進んでいきます。
久しぶりの森の空気はとても気持ちがいいな。
うさぎと色々な話をしながら歩いていると、あっという間に目的地に到着しました。
「すごい!木が大きく育ってる!」
陽の光がしっかり届くようになった森は、
大きく成長した木や、豊かな草花で溢れる場所に変わっていました。
ここなら理想の木が見つかりそう!
アラダスちゃんはまんまるな瞳を輝かせ、
森を駆け回りながら1本1本真剣に木を見ていきます。
それぞれ微妙に違う大きさや質感。
工房の景色を思い浮かべながら、素材選びに奮闘するアラダスちゃん。
職人気質の瞳がキラリと光ります。
「これにしよう!」
うさぎに助けてもらいながら、選んだ大きな木を切り出します。
運ぶのが大変なのでその場でテーブルをつくることにしました。
いつもは工房でひとり、作品づくりをしているアラダスちゃんですが、
今日は景色の良い森のなか、ともだちと一緒の作品づくりです。
「きっと良いテーブルになるぞ!」
うさぎと相談しながら素材を切ったり削ったり。
お土産に用意した柏餅を食べたりしながら、楽しく作業は進みます。
そうして空がオレンジ色に変わるころ、
立派なテーブルが完成しました。
「この大きなテーブルをさっそくお店で使ってみよう!」
うさぎとお別れして軽い足取りで森を後にするアラダスちゃんでした。
(6月のカレンダーブログもお楽しみに)
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