こんにちは!
アラダス東京・デザイナーのうみです。
(入社1年経ったので新米と名乗れなくなりました)
ついに2020年になりましたね!
2020年といえば、そう、
アラリンピックですよね!!
アラリンピックでは、日本に昔からある「結び」に関連した物を使った競技が行われます。
日本古来から結ばれてきた想いや意味も伝えながら様々な競技を共に行い、みんなの気持ちも結ばれていきます。
アラダスブログでは1ヵ月に1回、アラリンピックで使用されている「結び」について詳しく解説していきます!
2月のカレンダー『結美輪×新体操』
二月はバレンタインデーもあり、恋人たちにとっては大切な季節。
愛の証である指輪をフラフープとして新体操で華麗に舞うアラダスちゃん。
情熱的な演技を披露します。
日本における結美輪(指輪)の歴史
そもそも指輪は海外の文化です。
日本で指輪が装飾品として普及し始めたのは明治時代のこと。
キリスト教式の結婚式では指輪の交換が行われ、その後大正時代には結婚式の習慣が日本でも定着しました。
婚約指輪の習慣が徐々に定着し始めたのは、昭和30年代半ば以降のこと。
昭和36年には、ダイヤモンドの輸入制限が無くなり、高品質のダイヤモンドが輸入できるようになりました。
そして、昭和41年には、戦時中に強制的に買い上げられたダイヤモンドが放出された上に、世界的なダイヤモンド供給会社「デビアス社」が日本に上陸し、婚約指輪のキャンペーンを大々的に打ったことにより、一気に婚約指輪の習慣が広まりました。
結納品としての結美輪
結納に関しては「関東式」と「関西式」があり、それぞれ贈る品目が異なります。
関東式
- 目録(もくろく)
- 長契斗(ながのし)
- 金包(きんぼう)
- 勝男武士(力つおぶし)
- 寿留女(するめ)
- 子生婦(こんぶ)
- 友志良賀(ともしらが)
- 末広(すえひろ)
- 家内喜多留(やなぎだる)
関西式
- 小袖料(こそでりょう)
- 末広(すえひろ)
- 寿留女(するめ)
- 結美輪(ゆびわ)
- 子生(こんぶ)
- 奥斗(のし)
- 肴料(さかなりょう)
- 酒料(さけりょう)
- 高砂(たかさと)
関西式では、婚約指輪を結納品目に加えます。
結納品は、新郎新婦に良い事があるようにと、祝いが込められており、様々な意味をもつ縁起物が揃えられています。
「指輪」という言葉そのままでは、結納品目には当てはまらないため、「結美輪」や「結美和」「優美輪」などの縁起の良い字をあてて、目録に書き添え贈ります。
婚約指輪は元々海外の文化なので、それを結納品として入れるようになったのも近年の事ですが、現在では結納は行わず、両家顔合わせの食事会のみを行う人が70%を超えているため、結納という日本文化自体が今後廃れ、海外文化の婚約指輪を渡すというのが文化として受け継がれていくのかもしれません。
結びの言葉
元は海外の文化ですが、日本の文化として結納に当て字で「結美輪」という綺麗な漢字を当てる日本は、とても素敵だなと思いました。
来月は『あわじ玉×バレーボール』です。お楽しみに^^
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