アラダス東京・デザイナーのますです。
2019年も残りわずかとなりましたね!
みなさん、アラダスカレンダーはもうお手元に届きましたか?
2020年アラダスカレンダーのテーマは「アラリンピック〜人と想いを結ぶ大会〜」です!
アラリンピックでは、日本に昔からある「結び」に関連した物を使った競技が行われます。
日本古来から結ばれてきた想いや意味も伝えながら様々な競技を共に行い、みんなの気持ちも結ばれていきます。
アラダスブログでは1ヵ月に1回、アラリンピックで使用されている「結び」について詳しく解説していきます!
1月のカレンダー『しめ縄×相撲』
しめ縄を土俵に、相撲を取るアラダスちゃん。
国技である相撲で、記念すべきアラリンピック最初のスポーツを盛り上げます!
しめ縄の由来
しめ縄の起源は古く、古事記や日本書紀にある「天岩屋戸(あまのいわやど)」という日本神話までさかのぼります。
高天原を治めていた天照大神(あまてらすおおみかみ)は、弟である須佐之雄命(すさのおのみこと)の暴虐非道な行いに我慢できなくなり、天の岩戸に隠れてしまいました。
太陽の神である天照大神が天の岩戸に隠れたことで、高天原は夜のように暗くなってしまいます。
困った八百万(やおよろず)の神々は天照大神を外に出すため、岩戸に集まり宴を開くことにしました。騒ぎが気になった天照大神は岩戸から外に出てきたのです。
その際に、天照大神が再び岩戸に隠れてしまうことを恐れた神々は、しめ縄で岩戸を縛って塞いだ…というお話です。
これが由来となって、しめ縄が誕生したとされています。
このことからしめ縄は、神様が出入りする神聖な場所であることを示し、長くとどまってもらえるようにするものとして現代に受け継がれています。
しめ縄の漢字
しめ縄の「しめ」には色々な漢字があてられています。
注連(しめ)縄
中国語で、「水で清め連ねて張った縄」という意味を持ちます。
中国では死霊が再び家に入ってこないように玄関に注連縄を張っておくという風習があり、
それが日本のしめ縄と似ていたため「注連」という漢字が定着するようになったようです。
標(しめ)縄
万葉集に記載されているしめ縄は、「標縄」として記されていることが由来です。
神様が出入りする神聖な場所とわたしたちが生活する世俗の領域を区切るものとして使われていたようです。
どちらも古くからの風習で、神聖なものとして扱われてきたみたいですね^^
しめ縄は今、どう使われているか?
しめ縄は現在、しめ縄に縁起飾りをつけた「しめ飾り」として正月に玄関に飾られています。
新年になると歳神様が日本の家々に降りてきて、いい年になるように幸せを授けてくれると言い伝えられてきました。
しめ縄は神様のいる清浄な空間と、わたしたちが生活している現世の空間を隔てる結界の役割を果たしています。なので、しめ飾りが飾ってある家は神様を迎えるのにふさわしい空間になり、歳神様が安心して降りてこられるのです。
飾りつける時期は、すす払いが終わった12月13日〜松の内の最終日である1月7日までとされています。(※松の内は1月15日までの地域もあります)
最近はクリスマスを盛大に祝う文化が根付いているので、クリスマスが終わった25日以降に飾り付ける家庭が多いみたいです。
29日は「二重」「苦」で縁起が悪く、31日は一夜飾りになってしまうので、28日までに飾りつけると良いとのこと!
結びの言葉
しめ縄を正月に飾る家庭も多いかと思いますが、意味をしっかり知っていると正月行事をより楽しむことができそうですね!
来月は『結美和(ゆびわ)×新体操』です。お楽しみに^^
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