新人が気づいた！デザイナーに必要な5つのスキル｜大阪・東京

こんにちは。ことねです。入社してからもう半年。
私はアラダスで働くまでは販売職をしていました。そこから一転、初めての制作会社。
右も左も分からない状況でしたが、先輩方が丁寧に教えてくださったので、
なんとか半年乗り越えることができました。
まだまだ色んなことを知る必要がありますが、ここ半年間での気づきや発見はたくさん！
そこで今回は、この半年で気づいたデザインに必要な5つのスキルをお話ししていきます！

① 複数の視点から物事を見つめる　　　

自社サイトの構成で悩んでいた際、「そもそもwebサイトは何のためにあるのか？」と立ち止まって考えることにしました。その時に気づいたのは、「自社が何を伝えたいのか」という一方的な視点だけで物事を考えていたために、上手くいかなかったということです。
サイトリニューアルを行う目的は、自社サービスに対するユーザーの理解を向上させること。
そのためには、「ユーザーにはどんな情報が必要か」という視点に立って考えることが必要だと感じました。

言葉にしてみると当たり前のことのように思いますが、実際に作業を進めていると、どうしても視野が狭くなりがちです。そんな時は、改めて目的を振り返り、視点を変えて物事を見つめ直すことが大切だと感じました。

② 丁寧に擦り合わせを行い、正しく意味を汲み取る

自社サイトの構成を先輩に確認していただいた際、「言葉の意味合いが違う」と指摘されました。
ヒアリングで聞いたことを、自分の言葉で勝手に解釈してしまっていたことが原因だと考えます。
社長や先輩方がヒアリングを行う際、
相手と自分の解釈が一致しているかを丁寧に擦り合わせをされている様子を思い出しました。
言葉の意味合いが少し違うだけで伝わり方が大きく変わることを実感し、相手と丁寧に意見をすり合わせる大切さに気がつきました。

③ 具体と抽象の往復でアイデア出しをする

ある企画を提案した際、上司から「もっと面白いこと、新しいアイデアが必要」というお言葉をいただきました。振り返ると、アイデアが浮かんだ時点でそれに満足してしまい、深掘りができていなかったと反省。もっといろんな形にアイデアを変化させることが必要だと感じました。

その後、アイデア出しの勉強会があったのですが、そこでアドバイスいただいたことが
「アイデア出しは第一想起は捨てること！」
例えば、感謝にまつわる企画を立てるときに、感謝といえば花束や手紙などがまず思い浮かぶかと思います。私はここでアイデア出しを終わらせてしまっている状態でした。しかし、大切なのは次から。なぜこれらのキーワードが感謝というイメージを抱くのか、洗い出したキーワードを一度抽象化してみて、再度具体化してみるプロセスが大切だということです。その繰り返しによりアイデアがどんどん深まっていくのだと教わりました。
抽象と具体の往復でアイデア出しを行うことが大切！とても勉強になりました。

④見た目と意味が合致する「伝わる」デザインを

作成したブログのサムネイルについて、「どんなテーマの記事なのか想像しにくい」と先輩にフィードバックいただきました。私以外の人が見たときに、サムネイルのデザインと記事のタイトルの印象が合致しないことが原因だと考えます。
自分では「こういう意図で作っている」と分かりますが、相手はそんな背景は知らずに一瞬見たイメージで記事内容を想像します。どれだけ意味を込めてデザインしたとしても相手に伝わらなければ、その効果は薄れてしまうことを学びました。
意図をビジュアルで正しく伝えることの難しさを改めて実感し、人々の一般的なイメージをしっかりと理解することがデザイナーにとって大事なんだと気がつきました。客観的な視点になって、「この情報を分かりやすく伝えるためには、どんなモチーフがいいのか」の根本的な部分からしっかりと向き合いたいと思います！

ちなみにサムネイル作成で学んだことについて記事にしているので、まだご覧になっていない方はぜひ読んでみてください！

⑤ 形のないものを言葉にしていく

先輩方の観察力の高さを感じた出来事があります。
それは提案されたアイデアをミーティングでブラッシュアップするために、みんなで意見を出し合おうという場面でした。
そのとき私は、今以上に改善すべきところはあるのかと何も答えることができませんでした。
しかし、先輩は瞬時に意見を伝えていらっしゃり、着目する視点の鋭さを感じました。
このとき、見えないものの特徴を瞬時に捉え、言葉にしていくことが大切なんだと思いました。

「なんか可愛いんだよな」で済ましてしまうところを「素材、色、形、そこに含まれる要素のどこに何を感じるから可愛いのか」とモノの特徴を深掘りして言葉にする訓練をしていこうと思います！